コンタクトレンズの処方箋に書かれた「PWR」「BC」「DIA」「CYL」「AXIS」……これらの記号の意味が分からず、通販での購入時に困ったことはありませんか?この記事では、処方箋のすべてのパラメータを初心者にも分かりやすく解説します。通販で度数ミスをしないための確認ポイントも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
楽天でコンタクトレンズを探す →処方箋のパラメータ一覧
コンタクトレンズの処方箋には以下のパラメータが記載されています。それぞれの意味を正確に理解することが、通販での購入ミスを防ぐ最初のステップです。
| 記号 | 正式名称 | 意味 | 例 |
|---|---|---|---|
| PWR / SPH | Power / Sphere | 度数(近視・遠視の強さ) | -3.00 |
| BC | Base Curve | レンズのカーブ(mm) | 8.50 |
| DIA | Diameter | レンズの直径(mm) | 14.2 |
| CYL | Cylinder | 乱視度数(乱視がある場合) | -0.75 |
| AXIS | Axis | 乱視の軸方向(度) | 180 |
| ADD | Addition | 加入度数(遠近両用のみ) | +1.50 |
PWR(度数)の読み方
PWR(またはSPH)は、レンズの屈折力を表す最も重要なパラメータです。単位はジオプター(D)で、0.25Dステップで刻まれています。
マイナスとプラスの違い
- マイナス(−):近視の矯正に使用。数値が大きいほど近視が強い
- プラス(+):遠視の矯正に使用。数値が大きいほど遠視が強い
- 0.00(Plano):度数なし(カラコンの度なしなど)
| PWR値 | 近視の程度 |
|---|---|
| -0.25 〜 -1.75 | 軽度近視 |
| -2.00 〜 -4.00 | 中度近視(最も多い) |
| -4.25 〜 -6.00 | 強度近視 |
| -6.25以上 | 超強度近視 |
重要:眼鏡の度数とコンタクトの度数は異なります。眼鏡の処方箋の度数をそのままコンタクトに使わないでください。
BC(ベースカーブ)とDIA(直径)
BCとは
BC(ベースカーブ)はレンズの内側のカーブの大きさを表します。単位はmmで、日本人に多いBCは8.4〜8.8mmです。BCが小さいほどカーブがきつく(急峻)、大きいほどなだらか(緩やか)です。
BCが合わないとレンズがずれやすくなったり、目に圧迫感・充血が起きたりします。必ず眼科で処方されたBCを選んでください。
DIAとは
DIA(直径)はレンズ全体の大きさを表します。通常の透明コンタクトは13.8〜14.5mm、カラコンでは14.0〜14.5mm(デカ目効果のため大きめ)が一般的です。DIAは見え方には直接影響しませんが、装用感に関係します。
楽天でコンタクトレンズの価格を確認する →乱視用パラメータ CYL・AXIS
乱視がある方には、通常の度数(PWR)に加えてCYLとAXISが処方されます。乱視がない方にはこれらのパラメータは不要です。
CYL(シリンダー)
CYLは乱視の度数を表します。必ずマイナス(−)で表記されます(例:-0.75、-1.25)。数値が大きいほど乱視が強いことを意味します。-0.75以下の軽度乱視は、通常のコンタクトでもある程度矯正できます。-1.00以上の場合は乱視用コンタクト(トーリックレンズ)の使用をおすすめします。
AXIS(アクシス)
AXISは乱視の軸方向を1〜180度で表します。乱視は角膜のゆがみによって生じますが、そのゆがみの向き(方向)がAXISです。乱視用レンズはこの軸に合わせて矯正力の向きが設計されています。AXISは眼科でしか測定できません。
乱視用コンタクトを選ぶときの注意点
- CYLの値が0.00、または記載なし → 乱視なし(通常のコンタクトでOK)
- CYLが-0.75以下 → 軽度乱視(通常レンズでも可能な場合あり)
- CYLが-1.00以上 → 乱視用(トーリック)レンズを選択
- AXISは必ず乱視用レンズに合わせて入力する
眼鏡の度数との違い
「眼鏡の度数そのままコンタクトに使えばいいのでは?」と思いがちですが、これは大きな間違いです。眼鏡とコンタクトでは度数が異なります。
なぜ度数が違うのか
眼鏡は目から約12mm離れた位置にレンズがあります。コンタクトは角膜上(目の表面)に直接乗せます。この距離の違いにより、同じ視力を矯正するための度数が変わります。これを「頂点間距離換算」といいます。
目安としては、眼鏡の度数が-4.00Dより強い(数値が大きい)場合に換算が必要になります。それ以下の軽度・中度近視では差がほぼ出ません。強度近視の方は、必ず眼科で正確なコンタクト用の度数を処方してもらってください。
通販での度数確認チェックリスト
通販でコンタクトレンズを購入する際は、注文前に以下を必ず確認してください。
- 処方箋(または装用指示書)の発行日が1年以内であること
- PWR(度数)が処方箋と一致していること(右目R/OD、左目L/OSを間違えない)
- BCが処方箋と同じ数値であること(0.1mm違うだけでフィットしなくなる)
- DIAが処方箋と同じか、購入商品のDIAが処方されたBCと互換性があること
- 乱視がある場合、CYLとAXISも一致していること
- 購入するブランド・商品名が処方されたものと同じか、眼科から変更許可を得ていること
よくある質問
Q. BCが0.1mm違っても使えますか?
A. 一般的にBCは±0.2mmの許容範囲があるとされますが、個人差があります。0.1mmの違いで問題ない場合もありますが、長期使用で目に負担がかかることがあります。異なるBCの商品を使用したい場合は、事前に眼科で確認することをおすすめします。
Q. 処方箋に「AXIS 0」と書かれています。乱視用レンズが必要ですか?
A. AXISが0または記載なしの場合、乱視がないことを意味します(または乱視が非常に軽微)。通常のコンタクトレンズで問題ありません。
Q. 右目と左目で度数が違います。別々に注文できますか?
A. はい、大半の通販サイトでは右目(R/OD)と左目(L/OS)を別々の度数で注文できます。注文フォームで各眼の度数を正確に入力してください。
Q. 処方箋の有効期限が切れました。同じ度数を注文できますか?
A. 有効期限が切れた処方箋での注文はできません。目の度数は年齢とともに変化します。安全のために、眼科を受診して新しい処方箋を取得してから注文してください。年1回の定期検査が推奨されています。
Q. PWRが「Plano」と書かれています。度数は何ですか?
A. 「Plano」は度数0.00(度なし)を意味します。カラコンやUVカットレンズなど、度数のないコンタクトに使われる表記です。
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