ドライアイは多くの人が経験する身近な症状です。軽い乾燥感ならセルフケアで様子を見てよいことが多い一方、痛みや充血を伴う場合は眼科受診が必要です。まずはタイプ判定から始めましょう。
ドライアイ タイプ判定チェックリスト
ドライアイは大きく2種類に分類され、対処法が異なります。当てはまる項目が多い方が、あなたのタイプの可能性があります。
① 水分不足型(涙液分泌減少型)
- □ 涙の分泌量が少ないと感じる
- □ 加齢・シェーグレン症候群・薬の副作用がある
- □ 目薬で涙を補うと楽になる
対処:ヒアルロン酸Na配合の目薬
② 蒸発亢進型(油分不足型)
- □ 涙の油層が不安定で蒸発しやすい
- □ マイボーム腺機能不全(MGD)の傾向がある
- □ PC使用者・コンタクト装用者である
対処:ホットアイマスクでまぶたを温める
📌 ドライアイは蒸発亢進型(油分不足)が多いとされています。市販目薬で改善しない場合はMGDを疑い、ホットアイマスクの併用や眼科での相談を検討してください。
ドライアイの原因
環境・行動的原因
- • PC・スマホの長時間使用(瞬き減少)
- • エアコン・暖房による乾燥
- • コンタクトレンズ(特に含水率が高いソフト)
- • 睡眠不足・ストレス
体質・疾患的原因
- • 加齢(涙液分泌の減少)
- • マイボーム腺機能不全(MGD)
- • シェーグレン症候群
- • 一部の薬の副作用
市販目薬の主な成分は以下の通りです。症状に合った成分を選ぶ参考にしてください。
ヒアルロン酸Na
保湿・潤い涙膜を安定させる。ドライアイ・コンタクトの乾燥対策に最も使われる成分。
ビタミンB12(シアノコバラミン)
疲れ目・視力回復ピント調節筋(毛様体筋)の疲労を回復。デジタル眼精疲労に使われる。
塩化ベンザルコニウム(BAK)
防腐剤コンタクトレンズに吸収され角膜に影響する可能性があるため、装用者は「防腐剤フリー」を選ぶ。
セルフケア・対策商品
目薬・ホットアイマスク・ルテインサプリを、タイプや目的に合わせて組み合わせるのがおすすめです。
ソフトサンティア
防腐剤無添加。コンタクト装用中でも使用可能
La Luna アイウォーマー(ホワイト)
まぶたを温めてマイボーム腺の油分分泌を促進
DHC ルテイン光対策
ルテイン・ゼアキサンチン配合
生活習慣の見直しも重要です
- 20-20-20ルール:20分に1度、20フィート(約6m)先を20秒間見る
- 意識的な瞬き:PC作業中は意識的に瞬きを増やす
- 加湿器の使用:室内湿度を50〜60%程度に保つ
- スクリーンの位置:目線より少し下に調整し、まぶたの開きを小さくする
受診の目安・医師に相談すべきサイン
⚠️ 以下に当てはまる場合は市販薬でなく眼科を受診してください
- !市販の目薬を1〜2週間使っても改善しない
- !目の痛みや強い充血がある
- !急に視力が落ちた・ぼやける
- !光がまぶしく感じる(光過敏症)
- !目ヤニが多い・目が腫れている
- !飛蚊症(虫が飛んでいるように見える)が突然増えた
- !視野の一部が欠けている・黒い点がある(緊急:すぐ受診)
眼科での処方薬について:市販のヒアルロン酸目薬に対し、眼科では濃度の異なる処方薬(ヒアレイン等)を処方してもらえる場合があります。重症のドライアイは、市販品より処方薬のほうが効果的なケースがあります。
まとめ
ドライアイは水分不足型と油分不足型で対処法が異なります。まずはご自身のタイプを確認し、目薬・ホットアイマスク・生活習慣の見直しを組み合わせてみてください。
セルフケアで改善しない場合や、痛み・充血を伴う場合は、自己判断を続けず眼科を受診しましょう。